更新履歴


ちょっとずつ、更新していきますのでよろしく。
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3/25, 2007
 キャロルの部屋に原書"The Secret City"を追加。短編"Adapted(順応性)"のレビュウを増補。
 国書刊行会から刊行予定の「すべての終わりのはじまり」訳者である畔柳和代さんが、文學会三月号のコラム「ただ今、翻訳中」でエムシュを紹介されています。エムシュの短編を中心とした紹介はなかなか的を射たものと思います。また、河出書房新社より長編「カルメン・ドッグ」も刊行予定とのこと。(カルメン・ドッグについては、小谷真理さんの「エイリアン・ベッドフェロウズ」で詳しく紹介されています)

7/21, 2006
 キャロルの部屋では原書やらレビュウ(I live with you and you don't know it, Boys, Creature (ロージー), Foster Mother)やらいろいろ追加の上、作家紹介に追記。短編集"Report to the Men's Club"のレビュウはアンサンブル会誌VWBに載せていただいたものを若干改変したもの。 リサの部屋は原書を追加にレビュウ一作追加(A Cold Dish)。マーガレットの部屋もレビュウ一作(The Hero Comes)追加。

7/11, 2006
 国書刊行会から今秋より<短篇小説の快楽>という新シリーズの刊行が予告されていますが、なかでも『キャロル・エムシュウィラー短篇集/畔柳和代訳』が楽しみですね。刊行までに本サイトの更新をしようと考えていたのですが、さぼっている間にエムシュは新作の刊行、短編の訳出、受賞と華々しく活躍し、私もmixiやアンサンブル会誌VWBなどにいくつかレビュウを書きましたので、かなり更新が大変です。とりあえず、今回はリハビリとしてキット・リードの項を更新してみました。それでも、長編三冊と短編集一冊が刊行されており、SFマガジン6月号には久々の短編邦訳(ダ・ヴィンチさん)もあり、Thinner Than Thouでの受賞(A.L.A. Alex賞)、公式サイトの立ち上げなど、けっこうニュースはありましたね。

3/13, 2005
 ソーニャ・ドーマンが2005.2.14死去。SF畑での活動は短く、F&SF誌等に発表された20作あまりの短編が纏められることはありませんでしたが、忘れ去られるには惜しい作家と思います。
 キャロル・エムシュ(84歳!)の近年の活躍ぶりはめざましいものがありますし、キット・リード(73歳)もまだまだ現役です。リサ・タトル(53歳)も先日新作を出したばかり。このサイトも3年ほど放置していましたが、そろそろ更新せねば、と思います。

5/9, 2002
 ラファティ追悼企画のプレゼント本"らっぱ亭奇譚集・その壱"作成のため、リサ・タトルの"The Bone Flute"と、キャロル・エムシュウィラーの"Peri"を訳してみました。試訳リストはこちら。読んでみたいと思われた方は、ご連絡下さい。

3/4, 2002
 今年最初の更新は、リサの部屋にて未訳短編"The Bone Flute"の紹介です。'81のネビュラ賞を受賞するも辞退したといういわくつきの名作。何で、まだ翻訳されてないのかなあ。
 また、リサの部屋の書影では"新版フェミニズム事典"を追加。SF作家らしくル・グインやジョアンナ・ラスの記載が詳しい。ただ、ティップツリー・ジュニアやボンダ・マッケンタイアーなどの表記はちょっと...。
 ネビュラ・ノミネートをみていて、リサ・タトルのリスト漏れの短編(Stone Circle)があることがわかり、googleで調べているとファン・サイトThe Works of Lisa Tuttleを発見。ラファティのR.A. Lafferty Devotional Pageと同じくドイツのサイトらしい。ここのリストを参照し、短編リストを更新しました。

12/17, 2001
 リサの部屋〜リサ・タトル(Lisa Tuttle)を新設。何ともいえない後味と居心地の悪さを感じさせる短編が印象に残る作家と思います。

11/19, 2001
 キットの部屋では、原書リストに追加(Catholic Girls, Mother isn't Dead She's Only Sleeping, Captain Grown-Up、The Ballad of T. Rantula、Blood Fever、J. Eden)。
 ソーニャの部屋では、原書リストに追加(Stretching Fence、Palace of Earth、POEMS、The Far Traveller)。

9/4, 2001
 マーガレットの部屋では、原書リストに長編残り2編(The Green Queen/The Games of Neith)を追加。

8/13, 2001
 キットの部屋では、原書リストに追加(Little Sisters of the Apocalypse)。なお、作品リストに"The Bathyscaphe"という長編を挙げていましたが、存在が確認できないのでひとまずリストから外しておきます。

6/11, 2001
 ソーニャの部屋では、原書リストに"Planet Patrol"を追加し、作品リストと作者紹介を若干手直ししました。"Planet Patrol"はうら若き女性の惑星パトロールRoxy Rimidonを主人公としたジュブナイルの連作長編。冒頭をちょっと紹介してみます。

 あたしたちは赤ん坊みたいに素っ裸で立っていた。冷たいタイルの床に並んで、ドクターを待っていたのだ。惑星パトロール・アカデミー入学初日のこと。あたしたち8人全員が惑星パトロールのルーキー、略称"パティーズ"としてよく知られてる、になれたらいいなと思ってた。惑星パトロールは羨望の的であり、給料もとびきりだから。アカデミーには心身ともにトップクラスの18歳から21歳までの女性のみが入学を許される。32歳が引退の年だ。たいていは結婚して後進の指導にあたることとなるし、時には企業からの引き抜きもある。あたしたちは地球統治下の10もの異なる世界のあちこちから集まってきていたんだけど、各々の世界の言葉や方言を話すのと同じくらい流暢な標準英語とスワヒリ語でお互いに会話していた。

 詳しい内容紹介は、また後日ということで。

5/28, 2001
 マーガレットの部屋で、短編紹介に"The House in Bel Aire"を追加。

4/1, 2001
 ソーニャの部屋では、"The Putnam Tradition"が再録されているアンソロジー"New Eves"で、ソーニャ・ドーマンの作品として"Blind Bird, Blind Bird Go Away from Me"のタイトルが挙げられており、初出不明のためリストにタイトルのみ掲載していましたが、検索してみるとハーラン・エリスンの短編でした。似たタイトルの"Go, Go, Go, Said the Bird"(奇しくもエリスンの危険なヴィジョン掲載作)と混同したのでしょうか?また、"Interfaces"収録の"The Gods in Winter"と、"New Women of Wonder"収録の"View from the Moon Station"は取り寄せてみると詩であることが判明。いずれも、リストから外しました。一方、"Alchemy and Academe"収録の"A Mess of Porridge"を短編リストに追加。これで、現在入手して確認できているソーニャの短編は21編です。また、ソーニャにはジュブナイルでRoxy Rimidonという主人公のシリーズもの"Planet Patrol"という作品(連作長編か?)があることも判りました。古書ネットワークで検索するとけっこう出ているので、また何かと抱き合わせで購入予定と。
 キャロルの部屋では、ソーニャの"Peek-A-Boom"目当てに取り寄せたLe Guin & V. Kidd編の"Edges"にキャロルの"Omens"という短編を発見、リストに追加しました。
 マーガレットの部屋では、原書リストに長編を3冊追加。

3/21, 2001
 キットの部屋では、リストにキット・クレイグ名義の"過去が追いかけてくる"の書影を追加。望月明日香氏による解説によると、キットはディズニー映画"ジャイアント・ベビー"が短編"巨大な赤ん坊の攻撃"のアイデア盗用であるとの裁判にて勝利を収め、映画のクレジットに小さく彼女の名が出てくるとのこと。そのうちビデオで確認してみましょう。(短編紹介のところに追記。)

2/27, 2001
 ソーニャの部屋〜ソーニャ・ドーマン(Sonya Dorman)を増築しました。著名な女流詩人の寡作なSF作家としての顔をご紹介します。短編紹介としてデビュー作の"The Putnam Tradition"をアップしました。
 キットの部屋では、原書リストに追加(At War As Children、The Better Part、Cry of the Daughter、Tiger Rag、@expectations)。
 マーガレットの部屋では、原書リストに"The Dolphins of Altair"追加。
 キャロルの部屋では、原書リストに"Ledoyt"と"Leaping Man Hill"追加。短編紹介に"Idol's Eye"を追加。

2/13, 2001
 古書ネットワークで検索をかけてみると、結構リスト漏れの作品が掲載された雑誌がひっかかってきます。手頃な値段(5-15ドルくらい)のを幾つか取り寄せてみたのですが、50年も前の雑誌は崩壊寸前のものも多いですね。読む前にコピーを取っておかないとすぐにバラバラになりそうです。
 キャロルの部屋では、短編リストに"Love Me Again"追加。
 マーガレットの部屋では、短編リストに"The Way Back"、"The Death Wish"、"Birthright"、"Consumership"を追加。原書リストに"The Dancers of Nayo"追加。短編紹介に"Birthright"を追加。'58のFantastic Universe誌に掲載されたややシリアスなテーマの医学系ショートショートです。

2/5, 2001
 キャロルの部屋では、原書リストにCarmen DogとVenus Risingを追加。
 キットの部屋では、原書リストにThief of Lives、Armed Camps、Magic Time、Fort Privilegeを追加。作品リストに若干の追加。また、Weird Women, Wired Womenのコニー・ウィリスによる序文を訳出しました。未読の作品に対するコメントについてはやや意味が取りにくいところもあって一部誤魔化しています。いずれ手直しさせていただきますが、とりあえずアップということで。

1/22, 2001
 キットの部屋では、原書リストにMister Da V.を追加。また、木戸英判さんからの情報により、Kit Craig名義での邦訳情報をリストに追記し、かつキットのHPアドレスを作者紹介に載せました。
 山積みになっているアンソロジーと雑誌(ラファティ掲載誌ばっかり)を整理していて、If, '61/1にセントクレアの短編"The House in Bel Aire"を、The Original Science Fiction Stories, '60/1にエムシュの短編"Puritan Planet"を発見。この調子だと、リストもれの作品はまだまだ存在していそうですね。
 ふと、思いつく。ソーニャ(Sonya Dorman)の部屋なんてのもそのうち追加してみようかな。あるいは、パットとソーニャとオクタヴィアとか(←無謀)。

1/15, 2001
 作品リストの手直し。主に初出誌を調べのついた範囲で追加しました。
 キャロルの部屋では、短編紹介"Peri"を追加。これまでの邦訳は'50年代のSF雑誌掲載作ばかりでしたが、本作はStrange Plasma #3, '90に掲載された作品です。日常的な光景の中に違和感なく挟み込まれる幻想が流麗に綴られる作風は、年経てもなお健在といえましょう。
 キットの部屋では、短編紹介"Chicken Soup"を追加。愛情過剰な母親と息子のコワいお話。
 マーガレットの部屋では、短編紹介"The Man Who Sold Rope to The Gnoles"を追加。'51年のF&SF誌にIdris Seabright名義で掲載されたショートショートです。

1/9, 2001
 マーガレットの部屋では、短編紹介に"どこからなりとも月にひとつの卵"の全作を一挙追加しました。後、アンソロジー収録の何編かを。
 キットの部屋では、原書リストにWeird Women, Wired Women追加。コニー・ウィリスによる丁寧な序文つきの作品集です(いずれご紹介します)。短編紹介にも若干の追加。
 これで、とりあえず手持ちの邦訳短編は紹介してしまったので、次からはぼちぼちと原書を読んでいかねば。

1/4, 2001
 とりあえず、新世紀ということで新たなホームページを立ち上げてみました。そもそもは、"とりあえず、ラファティ"のために海外の古書店から原書を取り寄せはじめたのですが、数ドルの本を注文するのに送料が下手するとその何倍もかかってしまうので、生来の貧乏性が災いしてついでにこれもこれも、といろんな作家の本を一緒に買ってしまうこと約半年。気がついてみると狭い部屋は読めるあてもない原書の山で足の踏み場もなくなり、カード請求をみては気が遠くなる日々となりました。せめて、元をとろうと(何のだ?)新たなページを作ってみる気になったのです。
 しかし、なぜこの三人なのか?タイトルページにも書いてますが、全く意図はありません。共通項は、いずれも僕のお気に入りの女流作家であり、質の高い短編を書いていて、邦訳も結構あるけどまとまった作品集はない(キットとキャロル)か、絶版(マーガレット)である、といったとこでしょうか。
 "とりあえず、ラファティ"では、林哲矢さんの不純粋科学研究所に緻密で素晴らしい邦訳リストや作家紹介等があるので、あえて原書や未訳作品の紹介と企画もの等に絞ったのですが、本ページでは作家紹介や既訳作品(実は雑誌掲載作とかはほとんど読んでいないのですが)等も含めて紹介していこうと考えています。
 まずは、作品リスト(まだ、かなり不完全なものです)、作家紹介(簡単なバイオグラフィもどき)、短編紹介(邦訳作品をちょっとづつ、いずれは未訳作品も加えていきます)、原書/訳書リスト(ラファティ同様に書影つき)、といったところです。


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