2002年11月中旬に、京フェス初参加記念として作成。
A4版・両面コピー、全85ページ、家庭用簡易製本機"とじ太くん"にて製本。
2002年11月中旬に、京フェス初参加記念として作成。前号にもまして、マニアックで売れ線(売ってないけど)からほど遠いラインナップである。前号に引き続いて登場するのは、私が偏愛するキャロル・エムシュウィラーとアヴラム・デイヴィッドスン。それに、「異色作家」の名にふさわしいカーシュの小品をひとつ。それから、邦訳は皆無に近いインディアン・マジックリアリズム・SF作家(本当か?)のクレイグ・ストレートをご紹介。ラファティ作品では、前回はシリーズ作品が中心だったので、今回はノン・シリーズ作品から、いかにもラファティ! というものを選んでみた。シュールなスラップスティック・コメディに、ラファティ幼少期の郷愁と幻想味溢れるマジック・リアリズムもの、お得意のほら話などなど。ベスト3企画時に募集した、読んでみたい未訳短編どうどうの第一位(三票だけど)、マタゴルダ奇譚も訳出。巻末には、奇蹟の長編連載第二回。完結(するのか?)は、いったいいつのことやら。
とりあえず、つごう二回にわたって拙サイトで企画した追悼企画(クロスワード&ベスト3)に応募いただいた方で、送付先住所を教えていただいた方には全員にお送りする予定。"その壱"を2002年度のSFセミナー合宿企画"悪魔は死んだ〜ラファティ追悼"にて配った際には、参加者のお名前や連絡先等をチェックしていなかったので、ご連絡あればお送りします。また、"その壱"はラファティ・ファンもしくは何となく興味を持っていただけそうな(と私が勝手に思っている)方々に送らせていただいたが、その方々にも(ご迷惑でなければ)お送りする予定。
では、上記のどれにも該当しない方々で、どうしても欲しいっ、と思われる奇特な方がもしおいでた場合はどうするか? とりあえず、ラファティ・ファン限定ファンジンということで、今からでも短編ベスト3にweb公開用のコメントをつけてご応募いただければ、進呈いたします。
収録作品:
浜辺にて(R. A. ラファティ)
By the Sea Shore, Galaxy, '73/11
グレイ・ゴースト -追憶-(R. A. ラファティ)
Gray Ghost: A Reminiscence, Serpent's Egg (First limited ed.), '87
曾祖父ちゃんを訪ねる日曜(クレイグ・ストレート)
A Sunday Visit with Great-grandfather, The Bleeding Man, '74
人じゃなく、犬でもなく(ジェラルド・カーシュ)
Neither Men Nor Dog, Neither Men Nor Dog, '46
ブレイクニーズの建てた家(アヴラム・デイヴィッドスン)
The House the Blakeneys Built, F&SF, '65/1
石環の図書館(キャロル・エムシュウィラー)
The Circular Library of Stones, Omni, '87/2
らんぐ・だんぐ・かるーふ(R. A. ラファティ)
Rang Dang Kaloof, Playboy, '72/2
マタゴルダ奇譚(R. A. ラファティ)
Tongues of the Matagorda, Golden Gate and Other Stories, '82
クレプシス年代記・第二篇(R. A. ラファティ)
Annals of Klepsis: Second Canto, '83 Ace