なんといっても、日本最初のラファティサイト秘密のラファティについてを擁する林哲矢さんのサイト。緻密で素晴らしい邦訳リストや作家紹介等が非常に参考になり、本サイト立ち上げ時にもお世話になりました。
海外のラファティサイトとしては随一(たぶん)。ほぼ完璧な全作品リストには、短いコメントとLame, Ok or Excellentの(結構、主観的な)三段階評価がついています。このサイトの影響で、未訳短編内容紹介をやってみようと思ったのです。
加藤弘一さんの文芸ホームページ。ラファティの翻訳作品が公開されています(空、崖が笑った、絶倫世界)。僕がラファティサイトを作ろうと思った最初のきっかけとなったのがこのサイトであり、本サイト立ち上げ時にもお世話になりました。
木戸英判さんのホームページ。木戸の本棚:R・A・ラファティでは、長編パストマスター(トマス・モアの大冒険)、悪魔は死んだ、および短編集の書評があり、特にパストマスターについてはトマス・モアについての解説が僕のような歴史に疎い人間には参考になります。
超有名なサイトですが、Web版『辺境の電脳たち』の最終回ではラファティが取り上げられており、水玉螢之丞さんによるエピクトのイラストも楽しめます。
山形さんの民主主義論では、"SF界の愛すべきホラ吹きおじさん"とのみラファティをとらえる見方を覆してくれます。ラファティの肯定する生へのあり方については、今後、未訳の作品群の紹介が進むにつれもっとはっきりとした形をとって呈示されていくものと思われます。
ところで、山形さんのプロジェクト杉田玄白、すなわちどんどんネット上で翻訳を公開していこう!との趣意には僕も大いに賛同しています。僕の拙いラファティ翻訳も末席ながら参加させていただいているのですが、当然ながら著作権の問題がありおおっぴらに公開することはできません。ご連絡いただいた方には無条件でテキストの所在をお知らせいたしますので、ご遠慮なくメール(メール・タグが機能しない場合は、kenji@clin.med.tokushima-u.ac.jpまで)をいただければ幸いです。
まさかの地球礁に続き、宇宙舟歌も刊行予定!と、今最も熱いラファティ訳者、特殊翻訳家の柳下毅一郎さんのオフィシャルサイト。フットワークも軽く、さりげなくいろんな掲示板で情報を提供していただける、ぼくら海外SFファンの味方です。
加藤隆史さんのSFとホラーとファンタジーのページ。書評コーナーのセラエノ断章に"パストマスター"(トマス・モアの大冒険)の書評があります。
XUERENさんのSF、ファンタジー、ホラー紹介ページ。ラファティでは、長・短編および短編集について、キャプション付きのリストがあります。
これと、"An R. A. Lafferty Checklist"がリスト作成時の主なる情報源となりました。他には、SF Site(リンク切れ)とかChalmers(リンク切れ)とか。邦訳リストでは、秘密のラファティについてが完璧。それと、ハイパーリンクが便利なAMEQさんの海外SF翻訳作品集成のラファティの項を。
"a critical list, with discussions"という趣旨のページ。原文の引用と批評やコメントを中心として、多数の作家について論説が展開されています。ラファティについてはこちら。引用されているのは、And Walk Now Gently Through the Fire...とか、All Hollow Though You Beとか、Slipperyとか、せまい谷とか。
"Crank!"誌のサイト内にある(おそらくは編集のBryan Cholfinによる)エッセイ(リンク切れ)。Iron TearsのDon Webbによるレヴュウ(たぶんリンク切れ)とRoelof Goudriaanによるレヴュウ(リンク切れ)。Bill McClains によるPast Master のレヴュウ(リンク切れ)。珍しいところでは、フリーメーソンのページにあるFourth Mansionsのレヴュウ。
現在のところ、オンデマンドで積極的にラファティを再刊しているのがWildsidepress。ラファティ作品のリストはここ。
深山めいさんの、SF・ファンタジーの洋書レビュウサイト。ほんっとに、こんなサイトが出来るのを待っていたのです。
海外SF同好会アンサンブルのページ。会誌「Void Which Binds」を読んでいると、AmazonやらABE booksやらにアクセスしそうになる自分を押さえるのに困ってしまいます。既に一生分(いや、僕の原書読みスピードからすれば一世紀分くらい)の原書を買ってしまっているというのに...。
a nanny mouseさんを中心に、強者の原書読みが集う洋書紹介サイト。ああ、このサイトのおかげで、どれだけ読めもしない原書を買ってしまったことか...。
殊能将之さんのオフィシャルサイト。Reading Diaryでは、ライバーの長編群やウルフのケルベロス第五の首、デイヴィッド・I・マッスンやトマス・M・ディッシュの短編などなど、僕的に非常にわくわくするラインナップのレヴュウが満載で、更新を楽しみにしているサイトのひとつです。
アヴラム・デイヴィッドスン・ファンサイト。未訳作品の紹介満載で、遊び心にも富んだ造りが素晴らしい。(実は、ラファティの次はアヴラム・デイヴィッドスンだっ!と狙っていたのです)願わくば、もっと未訳の短編群の紹介をも。
朗報!! 翻訳趣味のコーナーではディッシュやアルジス・バドリス、デイヴィッド・I・マッスンの短編が読めます!
翻訳家・古沢嘉通さんのサイト。貴重な海外SF情報がさりげなく書き込まれている掲示板Trash Can Extra(休止中)は要チェック。キース・ロバーツ等のリストにはお世話になっています。また、2002年度ファンジン大賞を見事ダブル受賞(ベストファンジン賞と翻訳・紹介部門賞の二冠)されたReview IKA #1に触発されて、僕はらっぱ亭奇譚集を作ろうと思ったのでした。
乱視読者シリーズでもおなじみ、英米文学学者で翻訳家の若島正さんのサイト。若島正の読書日記では、ラファティ、スラデック、スタージョン、ライバー、アヴラム・デイヴィッドスンなどなどの名前が出てきて、たまりません。何気なく挿まれる未訳短編紹介が嬉しいです。また、単行本未収録の原稿が読めるただし書きコーナーには、必読の『地球礁』書評が! (追記)2008.5に大幅改装され、現在はチェス・プロブレム中心のサイトとなっています。若島さんのSF・ミステリ系レビュウは、Twice Told Talesのここで読めます。
本サイトの姉妹サイト。女流SF作家の先駆者として、キット・リード、キャロル・エムシュウィラー、マーガレット・セント・クレア。この三人の短編作品に焦点をあてて紹介してみよう、というページです。まだまだ内容が伴っておりませんが、だんだんと充実させていこうと思っています。
追記:ソーニャ・ドーマンとリサ・タトルを追加しました。
やっぱり、最初はアマゾンから入りました。最近は日本サイトamazon.co.jpもできましたが、ラファティで検索すると(12/29, 2000現在)日本サイトでは12件(Wildside press版などの再刊本が1500~1700円程度で)のみ購入可能ですが、このサイトでは81件のヒットがありました。小出版社での特別注文という形式で、(注文してから発送まで結構時間がかかりますが)Dotty, Slippery等のブックレットが購入可能となります。僕がアマゾンを利用しはじめたのは4月中頃からだったのですが、Through Elegant EyesやTales of Chicago、Half a Sky、Flame is Greenなどは注文後に"入手不能"とのメールで返事があり、キャンセルとなりました(しかし、未だにリストから外してないようですが)。アマゾンには"Out-of-print search"という絶版本を検索してくれるサービスがあって、注文しておくと独自の古書検索網を駆使して探してくれます。みつかった時にメールで値段を知らせてくるので、高すぎると感じた場合はキャンセルも可能です。かなりの手数料が加算されるとの意見を聞きますが、僕の注文時には比較的入手が容易なペーパーバックは8ドル程度、レアなものは40~70ドルくらいでした。以下で説明する古書ネットワークでの直接の購入と比べると確かに割高になっていますが、古書ネットワークでなかなか売り出されないものを見つけてくれることもあり、とりあえず注文をかけておくのも手と思います。アマゾンでは発送方法が選択でき、最も安価なstandardでは4ドル+一冊1.95ドルで、だいたい1.5~2月くらいかかります。world mailでは7ドル+一冊5.95ドルで一週間くらい、international priorityでは30ドル+一冊5.95ドルで2-3日。最初にデータやカードナンバーなどを登録しておくと、以降はワン・クリックで注文できるのが便利です。(一度急ぎの注文のためworld mailに変更したのをstandardに戻し忘れたままワン・クリックでたくさんの注文をして、えらく高くついてしまった失敗がありましたが。)
6/19, 2001追記:最近、日本サイトamazon.co.jpでも、Drumm Pressのブックレットがいくつか注文できるようになってるみたいです。
8/6, 2001追記:送料が変更になっています。具体的には、standardは6.99ドル+一冊4.49ドルで10-16日、Expeditedが8.99ドル+一冊6.99ドルで5-8日、Priorityで21.99ドル+一冊6.99ドルで2-4日。要するに、遅くても安いのがいいって選択枝がなくなった分、早急に必要な場合は前よりも割安になったという感じでしょうか。
そうこうしているうちに、古書ネットワークの存在を知り利用しはじめました。Bibliofindとは1500軒程度の古書店が共同で構築するデータベースで、カードを扱う古書店についてはBibliofind経由でカード情報が送れるのが便利です。検索してお目当ての本がみつかったら、カード情報とともに注文をかけます。(アマゾンと異なり、毎回各古書店ごとにカード情報を入力する必要があります。)Bibliofindは注文を仲介しないので手数料は取られません。注文は自動的に各古書店に発送され、各古書店からメールにて返事が来ます。たいていは、発送方法を問い合わせてくるので返信の必要があります。(例:We can ship them at book rate (surface mail - about 6-8 weeks) for an additional $8.50 or Air Mail (about 5-16 days) for $29. Please let us know which you'd prefer.)僕はとりあえず、(Hello, I prefer surface mail. Thank you.)のような中学生レベルの英語で返信していますが、ちゃんと届いてますね。なお、カードを扱っていない古書店の場合はInternational money order(国際送金為替)を送る、もしくは小切手をきる(これは海外に口座を持つ必要があるようですので、僕は経験がありません)といった方法で支払う必要があります。面倒くさいのと手数料がかかるので出来るだけ避けたいのですが、時に他に扱ってる書店がない場合は仕方なく郵便局に行ってInternational money orderの手続きをします。まあ、書類に住所等を記入して手数料500円と郵送料500円(郵便局から送ってもらう場合)の計1000円支払うだけのことなのですが。身分証明のため免許証等を呈示する必要あり。なお、自分で送る場合には簡単なcover letterをつけるのが(たぶん)礼儀だと思います。(これがまた、面倒くさいんですよね)
6/19, 2001追記:BibliofindはAmazon.com Booksに吸収されてしまいました。rare and used booksという項目でアマゾンからの検索ができるようです。
ここも1500軒程度の古書店が共同で構築するデータベースですが、注文に対し(古書店によっては)仲介してくれる点がBibliofindと異なります。注文時に送料まで含んだ実費を知らせてもらえ、カードの引き落としもabebooksが一括して処理するので後で明細をチェックする時も解りやすいです(少額の手数料を取られますがね)。Bibliofindとかなり重なって登録されており、時にBibliofindではカードを扱っていない古書店がabebooks経由でカード支払いでの注文を受けてくれることがありますので(例えばラファティのレアものをよく扱っているTerry Nuddsや、アンソロジーが豊富なW. Fraser Sandercombeなど)、不要なInternational money orderの手続きを避けることができます。
アメリカ各地の古書店が共同で構築するデータベース。abebooksと同じようなシステムですが、時にここでしかひっかかってこないアイテムもあり、たまに使ってます。
このように古書ネットワークが増えてくると、総合検索エンジンを使うことによりより無駄なく検索ができるようになってきました。これは、上記のBibliofind、abebooks、Alibrisの他にAntiqbook、Biblion、JustBooks 、Half.com、Powell's Booksを含んでおり、強力なエンジンとなっています。
これは、さらに強力なエンジン。Amazon.comを含む9書店とBibliofind、abebooks、Alibris等の11ネットワークを含んでいます。まだ使いなれてはいないのですが、半年以上もずっと探していた本がこの検索でヒットして、アメリカの古書店からイギリスのネットワーク経由でポンド請求という、よくわからない経路を辿ってどうにか手に入れることができました。
6/19, 2001追記:ただし、これで引っかかってこなくても、abebooksのサーチでは引っかかったり、とかしばしばあって、探索本の検索はまめに各ネットワークのサーチで行うべきかも。
Ray F. Bowman氏によるパルプマガジンが安価で豊富な古書店。残念ながらネット注文はできないので、注文書式をダウンロードして書き込み、International money orderと一緒に送付する必要があります。statusで自分の注文の発送状況を確認できるのはユニークですが、とにかく時間がかかります。(実は、十月初頭に注文したのが、ついこの前に発送済みの印がついたところ。送料も安いのでおそらくまだ一月かそこらはかかる見込み)これでみると、日本から注文する人は少ないですね。
1/19, 2001追記:上記の注文が先日やっと届きました(約3月半)。ネット上に表示された在庫をみての注文となるため、早い者勝ちの原則があって、売り切れあしからず(差額は小切手が同封される)となっています。今回の注文分では、雑誌2冊が売り切れでした(同封の小切手は次回注文時に使えるとのこと)。
これでも欲しいものが手に入らない場合は、オークションです。日本語のページもあり登録は比較的簡単になっています。入札形式は自分の最高価格(ここまでなら、出せる!)を入力しておくと、0.5ドル単位で自動的にビッドしていってくれます。(まだよく理解できていないのですが、例えば、最高40ドルで入札した人と80ドルで入札した人がいると後者に40.5ドルで落札されるような感じと思います。違ってたらすみません...。)先日、僕は最高67ドルで入札しておいたところ、五日間の入札期間終了前の三分前あたりでぱたぱたっとビッドされて終了30秒前に68ドルで落札されてしまいました。
1/19, 2001追記:その後、出品者から同アイテムをもう一部出品したのでどうだ?というメールがあって、今度は最高87ドルで入札し、結局53ドルで落札できました。落札後は出品者との直接交渉となります。三日以内に出品者にメールで連絡をとって郵送手段や料金、支払い方法についての話し合いをしなければなりません。今回は相手が個人ではなく店舗を構えたプロ?であったため、カードにての支払い(二通のメールに分割してカード番号を送信)で迅速かつ円滑に交渉と品物の発送、受け取りができました。eBayにはフィードバックという相互評価のシステムがあって、各々のこれまでのオークションにおける取引相手からの評価が公開されていますので、取引回数が多くポジティブなフィードバックの多い相手ならまず信用がおける、といえるのでしょう。
2/16, 2001追記:オークションにかかるアイテムによっては、Buy-It-Nowの表示がついているものがあります。これは、まだ誰もビッドしていない場合のみ、出品者の提示する価格で即落札できるのです。どうしても欲しいアイテムで無理のない価格だったら迷わずBuy-It-Nowですね。また、eBayは支払い方法として、Billpoint Systemがあり、eBayを通してカード情報を送って簡単に取引できます。アメリカの中だったらBuy-It-Nowで送料を含めて計算してくれてますので即座に精算できるようですが、日本への送料は追加が必要となりますのでまずはメールで出品者と商談の上、トータルの価格を計算してBillpoint Systemのinvoiceをメールしてくれます。後は、メールにあるBillpoint Systemのアドレスからカード情報を送るだけ。(もちろん、総ての出品者がBillpoint System経由で取引できるとは限りません。小切手やinternational money orderのみ受付ける出品者もありますので、注意して落札して下さい。)
まあ、こんな感じで洋書・古書を入手しています。他にもいろんな方法があるのかもしれません。ここ十年以上、出張でアメリカに行く度にその都市の大きな書店を巡っていたのですが、ラファティの本はまったく手に入りませんでした。それが、インターネットのおかげで半年足らずでほとんど揃ってしまったのです。(ついつい調子に乗ってラファティ以外にも手当たり次第に買い漁った結果、カード請求をみて顔面蒼白になること多々あり)情報源として、中野善夫さんのTOLLE ET LEGEから世界の書店リンク集、okkoさんのDas Wunderreich der Nachtから個人輸入に挑戦!(リンク切れ)を参考にさせていただきました。
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