ウィリー・マッギリーの誰でもできる魔術講座


何かおかしな事件が起こるたび、
"わたしの子供のころは..."と言い出すのは
ウィリー・マッギリーだ。

彼の魔術の数々を、ちょっと、まとめてみよう。
(実際に試してみて効果があったら、ご一報を。)



過去改変われらかく...
 材料:スベリニレの木を削った投げ矢
 方法・効果:投げ矢を過去に放つ。満州の沃帝、ローマ法王アドリアン7世、米国のハーディー大統領、アンヴェルニュのマルセル王、哲学者のガブリエル・トエプリッツらは、ウィリーに言わせればみんなごろつきばかりで、彼らが子供のときに始末してやったとのこと。

消失機七日間の恐怖
 材料:オートミールの空き箱と赤いクレヨン
 方法・効果:空き箱の底をクレヨンで赤く塗って、覗き穴から覗いて目をぱちっと瞬きすると、覗いたものが消えてしまう。最近はビールの空き缶の底をくり抜いて丸く切った赤いボール紙をはめ込んで造るようになったらしい(これは7日用の消失機。31日用のものは小さい男の子の心臓からとった血で両端に色を塗らなきゃならない)。

空間歪曲せまい谷
 材料:エゾマツの樹皮、トネリコバカエデの葉
 方法・効果:樹皮と葉を焚き火にくべて、"ボアディケア"と呪文を唱える。空間が視覚的に歪曲されてせまくなり、隠れ家をつくることができる。インディアンの伝承ではバルサムの樹皮とニワトコの葉だが、クラレンス・ビッグ=サドルは代用にシーダーの樹皮とジャック・オークの葉で間に合わせ呪文もでまかせの"ペタハウエラット"と唱えてうまくいったし、効果が切れた時には息子のリトル=サドルがウィリーとふたりでイヌニレの樹皮とハリエンジュの葉を代用しでまかせの"コーシカナテキサス"の呪文で効き目があった。(魔法を効かすのに必要なのは、それらしい雰囲気と、術者の自信にみちた態度のみということか?)



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