作者紹介



 マーガレット・セント・クレア(Margaret St. Clair)は1911年生まれの女流作家。'46に"Rocket to Limbo"にてFantastic Adventures誌でデビューし、'50までにOona & Jikシリーズなど約30編の冒険ものを発表。これらはパルプ・マガジンのセオリーにのっとっていたものの、どこかしら奇妙なペシミズムが感じられるとのこと(John Cluteによる)。
 '50年代には主にF&SF誌においてIdris Seabright名義でファンタジーの領域に近い、優雅な作品群を発表していた。('52にWilton Hazzard名義でも一作あり。)'60初頭以降、めっきりと短編の発表が減ってしまったのは残念なところ。フェミニストとしても知られている。1995年没。
 短編数のわりに作品集として纏まったものが少ない。特に、Idris Seabright名義の作品群や、Weird Talesに発表された作品群とかは何とか形にして欲しいものである(個々に集めるのも結構大変だし。)




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